大谷翔平の投手調整に異変アリ…間隔や過程から透けるドジャース首脳陣「投げるより打って」の本音と思惑
日本時間31日のレッズ戦で今季7度目の先発をする大谷翔平(31=ドジャース)。
今回は初めて4イニングが予定されているものの、登板間隔や調整に異変が生じている。
まずは登板間隔だ。前回同様、中8日とはいえ、前回は球宴休みをはさんでのもの。あえて登板間隔を空けたフシがあるのだ。
ドジャースのローテは後半戦に入ってグラスノー(31)、シーハン(25)、カーショー(37)、大谷、山本(26)の順番で回っていた。本来ならきょう28日は大谷が投げるはずだが、先発は大谷の前回登板でロングリリーフしたメイ(27)。大谷はその翌日でも、翌々日でもなく3日後の先発になった。
さらに調整の過程もこれまでとは異なる。大谷は通常、先発の2日後にキャッチボールを行うが、2日後の24日も25日もやらなかった。あるいは登板間隔がかなり空いたためなのだろうか。
前回登板は3イニングを投げて4安打1失点。プレーボール直後に今季初の一発を食らっただけではない。その後も自分の投球に納得がいかなかったのか、盛んにクビをひねっていた。「全体的に(制球が)甘かった」とは試合後の本人。ロバーツ監督も「ここ数試合に比べて制球の精度が少し落ちていたように感じた。今夜はいつも以上に制球ミスが多かった」と、投球に関しては辛辣だった。
「登板間隔を空けたり調整過程が異なるのは疲労が原因かもしれない」と、特派員のひとりがこう続ける。