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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

郷ひろみ&田原俊彦 底抜けにノーテンキな2大スターに居場所を残してあげて!

公開日: 更新日:

 世の中、能天気が一番。郷ひろみを見るたびに、そう思う。誤解なきように言っておくが、能天気は決して悪口ではない。むしろ、これ以上ないホメ言葉だ。

 郷は「NHK紅白歌合戦」に37回も出場している。男性歌手としては現役最多出場者のひとりとのこと。そのうち白組の切り込み隊長のトップバッターを7回。超ベテランなのにトリではなく、トップバッターが似合うのは郷くらいのものだ。2023年「紅白」ではパリ五輪の新競技・ブレイキンも披露。68歳とは思えないキレッキレのパフォーマンスに会場が沸いた。

 8月3日「坂上&指原のつぶれない店」(TBS系)では、ぼる塾あんりと秋葉原の行列店を食リポ。ハンバーガーにポテトにまぜそばと文句も言わず行列に並び、子供から「アチチの人」と言われ、スタッフがその「アチチ」の音楽を流すと踊ってみせるパフォーマンスも。スタジオからは「郷さんに何をやらせているの!?」という声が何度も上がっていたが、当の本人は喜々としていた。これぞエンターテイナーだ。

 5月にリリースした通算111枚目のシングル「最強無敵のDong Dong Dong!」も「ドンドンドン」という「アチチ」にも負けないインパクトあるフレーズが。郷にはこんなふうに底抜けに明るい歌がぴったりだ。

 6日放送「週刊ナイナイミュージック」(フジテレビ系)でも、ファンから寄せられた郷の神対応エピソードで盛り上がっていたが、ファンサービスや大御所とは思えないフットワークの軽さに頭が下がる。

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