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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

「自由」へのこだわり 伊原剛志がやりたい放題に挑戦を続ける原動力

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「漫才協会にも入りました」
(伊原剛志/フジテレビ系「ぽかぽか」7月28日放送)

  ◇  ◇  ◇

 還暦をすぎても若々しく精力的に活動を続けている俳優の伊原剛志(61)。彼は近年、川平慈英と「なにわシーサー's」というコンビを組んで漫才に挑戦している。「つよっさん」を名乗りボケ担当だ。

 片手間にやっているわけではない。プロの劇作家・構成作家に頼み、漫才の演出をつけてもらうため、大阪まで出稽古にも赴き、昨年12月の“デビュー”以来、忘年会や新年会、会社の創立100周年記念といった、いわゆる営業もおこなった。さらにはあの浅草東洋館の舞台にも立ったのだ。

 そんな伊原の本気度が伝わる驚きの情報を明かした一言が今週の言葉だ。

 彼らが漫才を始めたきっかけは、約4年前の舞台共演だった。久々に再会した2人は、「そろそろオレらもいろんな経験を積んだし、何か2人でおもしろいことできるんちゃう?」(NHKラジオ第1「まんまる」2025年7月18日)と話が盛り上がり、芸人が芝居に挑戦することはよくあるが、その逆で役者が漫才を本格的にやることはほとんどない。だったら、自分たちがやってみようと思い立ったのだ。

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