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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

「自由」へのこだわり 伊原剛志がやりたい放題に挑戦を続ける原動力

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 伊原がお笑いの分野に挑戦するのは初めてではない。16年には、桂雀々に弟子入りし、「雀々や剛々」の高座名で落語家デビューも果たしているのだ。きっかけは1996年度後期のNHK朝ドラ「ふたりっ子」で桂枝雀と共演したこと。彼の弟子の雀々の高座を聴きに行き「勉強したい」と手紙を書き弟子入りした。

 もちろん、お笑いの分野だけではなく、海外の映画にも積極的に出演し、全編フランス語の映画にも挑戦した。自らのYouTubeチャンネルも始めたが、その企画タイトルは「伊原剛志のやりたい放題」。まさに彼の生き方は「やりたい放題」そのものだ。

 チャンネルでは、かっこいいと思っている人物として矢沢永吉を挙げ、「カッコよく生きるためには、自由であり夢を追い続けるってこと」(21年7月6日)と語っている。

 伊原は学生時代、体育教師になりたいと思っていた。だが、在日韓国人3世だったため、教員免許は取れても日本国籍がなければ採用されることは現実的には難しかった。もちろん選挙権もなかった。そんな本来なら当たり前の「自由」が制限されていた経験も、自由に挑戦を続ける原動力になっているのかもしれない。

「そもそも僕自身、挑戦することが好きなんですよ」(宝島社「田舎暮らしの本Web」24年12月14日)

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