著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

テレビ界を跋扈する元女子アナの現在地…大ベテラン吉川美代子は女優デビュー

公開日: 更新日:

女子アナほどオイシイ仕事はない!?

 今ではすっかり女優臭がプンプンする田中みな実(38)も元TBSで吉川の後輩。吉川は田中の現役時代、アナウンサーらしからぬ奔放な振る舞いに苦言を呈した。「女子アナの罰」だか「女子アナの掟」だかそんな番組もありましたっけ。

 田中は木村文乃ラウールドラマ「愛の、がっこう。」(フジ系)に出演している。木村演じる小川愛実の高校時代からの親友として報道番組デスク役で出演。いかにもマスコミにいそうな仕事のできる、サバサバした女性ディレクターをうまく演じているが、これが鼻につく。日曜劇場「キャスター」で、同じ報道局のデスクを演じていた宮澤エマと比べるといかにもうまいでしょという感じで見ていて疲れる。

 もう少し肩の力が抜ければ俳優としても一皮むけるのでは。

 そんな田中の後を追っているのが、元テレビ東京森香澄(30)。グラビアに写真集にバラエティーにと今、もっとも勢いに乗る元女子アナであることは間違いない。今期のドラマ「奪い愛、真夏」(テレ朝系)でも物語をかき回すキーパーソンになる役どころを演じている。田中もこの「奪い愛」シリーズでの怪演が話題になったが、果たして森はどうか? どうせなら、給湯室で同僚と女性社員の悪口を言い合うような役柄ならもっと話題を呼んだろうに……。

 他にもNHKを辞めてフリーになった中川安奈が「週刊プレイボーイ」の表紙とグラビアを飾ったとか、同じく牛田茉友が参院選で国民民主党から出馬し当選とか、「ニュース7」「おはよう日本」の川崎理加が退局したとか、元女子アナが動けばそれだけで話題になる世の中。

 古巣フジは壊滅状態だが、近藤サトも小島奈津子も高島彩もそんなことなどどこ吹く風で元気にテレビに出演。なんだかんだ言ってやっぱり、女子アナほどオイシイ仕事はない!?

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  3. 3

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  4. 4

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  5. 5

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  1. 6

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  2. 7

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

  3. 8

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  4. 9

    「ばけばけ」で注目の阿佐ヶ谷姉妹の“姉”渡辺は公立女子校の超名門「宇都宮女子」出身

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」