(16)コロナ禍に判明した直腸がん 尻の鈍痛と術後の苦しみ

車内に重い空気が流れていた。ハンドルを握る夫が「どうだった?」と沈黙を破ると、助手席の理佐は「がんだった」と答えた。明るく振る舞ったつもりだったが、気付くと目から涙があふれていた──。コロナ禍の2020年5月、尻に痛みを感じていた彼女は夫の勧めで病院に赴く。生検をして10日ほど…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,217文字/全文1,358文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】