悠仁さんには秋篠宮家への世間の風向きを変える力がある

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 秋篠宮以来40年ぶりに行われる「成年式」はそれなりの関心を集める。そこに愛子さんがいないのでは画竜点睛を欠くことになり、今後、両家の関係がぎくしゃくしないか。

 さらに、可愛がっていた弟の晴れの式典に、姉の眞子さんが出席するかどうかも注目されていた。だが、宮内庁は招待状を出したが、小さな子供がいるため出席できないとわざわざ発表した。

 秋篠宮が昼食会や午餐会を宮殿ではなく民間の施設でやると決めたことへの批判も起きた。ホテルなどへの支払いや警備費用がかさみ、「億越えは間違いない」(女性自身9月16日号)。なぜ、費用が少なくて済む宮殿でやらないのかというのである。

 天皇皇后や愛子さんのやることは皆「善」で、秋篠宮のやることなすことに否定的な週刊誌報道にはうんざりするが、それを助長しているのが宮内庁の閉鎖的な体質にあることは間違いない。冒頭触れたように、65年前はあんなに開かれていたのに。

 悠仁さんには秋篠宮家への世間の風向きを変える力があると、私は思っている。そのためには、いつまでも母親の勢力下にいないで、親離れして自立することだ。君の父親のように、警備の目を盗んで筑波大の女子学生と“愛を育む”というのもいいかもしれない。 (文中敬称略)

(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

【連載】週刊誌からみた「ニッポンの後退」

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