ドル箱に押し上げた原点は“ネット”の力

公開日: 更新日:

 でも、それを映画やスピンオフ、さらには選挙特番のタイトルにまで使うほどのコンテンツに押し上げたその原点は“ネット”の力だ。

 今では考えられないほど遅い、電話回線を使った“クンロク”9600bps、エロ画像1枚開くのにペヤングができるまで待たなきゃいけなかった頃のこと。ニフティサーブのドラマフォーラムで、「踊る--」の考察が盛り上がっていた。制作側が仕掛けたディテールを目ざとく見つけては、深夜11時から回線料が少し安くなる“テレホーダイ”を利用してせっせと書き込むファンたち、それを読んでさらに書き込む人たちがそこにいた。

 織田裕二もいかりや長さんも深っちゃんもギバちゃんも魅力的だったし、君塚良一さんの脚本や本広克行さんの演出も“見たことない刑事ドラマ”としておたくゴコロを刺激したのは間違いない。でも、おたくたちがネットという発信力を手に入れたタイミングが重なったからこそ、「踊る--」はその後も踊り続けている。

 人気者のキャスティングありき型でヒットを連発していたフジドラマの絶頂期に生まれた「踊る大捜査線」。その人気に火をつけた“ネット”の存在を、当時のエライ人がもっと認識していたなら……なんて、いま何を言っても後出しジャンケンですよね。

 情報盛り込みすぎて今回は疲れました。Ⅰ did it!

 (テレビコラムニスト・亀井徳明)

【連載】あの頃、テレビドラマは熱かった

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網