村上春樹またしても受賞ならずに「もう良くないか?」 ノーベル文学賞狂騒曲に向けられるネット上の冷ややかな視線

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「例えるなら、そのコンサートが行われている球場近くのアウトレットに来ている客が、『あいつのコンサートか。うるせえなあ』と思いながら、音楽をまき散らすその球場に冷ややかな視線を向けているとでも言えばいいのではないでしょうか。端的に言うと、『いけすかねえな』という感情です。ハルキストは文学ファンの中でも非常にユニークな層と評されることが多いですが、それゆえに、他の文学ファンや一般人からは、『今年こそ受賞だ!』と信じて疑わない姿勢が、どこか“かたくな”に感じられ、その結果として冷ややかな視線を浴びせるということにつながっているのではないでしょうか」

 部外者にとって受賞狂騒曲は“閉じた盛り上がり”なわけで、そんな謎めいたものに対するちょっとした不審感とでも言うべき感情なのかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 昨今、作家のオリジナリティーがAIによって脅かされているという。関連記事【もっと読む】ニセ村上春樹らに続いて、ニセ吉本ばななも! 生成AI「ディープフェイク」の見破り方を専門家に聞いた…では、何が真実か分かりづらくなってきたこの時代を生き抜く知恵について伝えている。

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