著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【スナップえんどう】「気」を速やかに補ってうつ症状を改善

公開日: 更新日:

 最近、どうもやる気が出ない。なんだかいつも疲れていてだるく、何をするのもおっくう……。あまりにも長く続くようなら「老人性うつ病」かもしれません。

 高齢になるほど、うつになる要因も増えてきます。体力の低下や、病気が慢性化して継続した治療が必要になるなど、若い頃とのギャップに耐えられない不安感。配偶者や大切な友人の死、定年退職など社会的地位の喪失……。環境の変化や孤独感を強める出来事が、ストレスとなり発症につながってしまうのです。

 うつ病は年齢に関わらず発症する疾患ですが、シニアの場合には特有の症状が見られる場合があります。意欲や思考力の低下、趣味や好きなことへの興味がなくなる、抑うつ気分といった状態が続き、日常生活に支障を来すという症状に加えて、身体の不調も多く見られます。極度の疲労感、頭痛肩こり、めまい、吐き気などを訴える場合が多いのです。

 また、老人性うつ病は、しばしば認知症と間違われることがあります。老人性うつの症状の中には、記憶力の低下など認知症に似た事項があるからです。ただし老人性うつ病の場合、本人が自分の身体に無関心ではなく、はっきりとした理解がある、感情の波が大きいといった傾向があります。また、認知症のように自分の話した内容を忘れて何回も相手に話すといったことはなく、むしろ相手の言葉に対して返答に時間がかかったり、適切に対応できないという特徴があるのです。

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