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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(54)共感されないことに快感がある。やばいでしょ、1億総共感の社会は

公開日: 更新日:

加納「共感という意識は俺全くないっていうか。要するにそれより孤独であろう、独立してろと、なかったものを探せと。それに尽きるから。アートっていうのは」

増田「共感できる友達づくりみたいなのを今の若い子は考えるんですよ」

加納「あらかじめ、友達とか、そういうパターンを持っちゃうからいけなくて。そこがよくない」

増田「友達を作るためのノウハウ本とか恋人を作るためのノウハウ本とかいっぱい売っていますから。ノウハウ本が売れるんですよね。ネットにも大量にノウハウ情報が流れているし」

加納「哀れですね。今の世は」

増田「やっぱりクリエーター、表現者に、もう1回破壊してほしいですね。典明さんにも破壊してほしい」

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