著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(54)共感されないことに快感がある。やばいでしょ、1億総共感の社会は

公開日: 更新日:

 作家・増田俊也氏による新連載スタート。各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。第1弾は写真家の加納典明氏です。

  ◇  ◇  ◇ 

増田「それこそ、ショーン・ペンも何かで叩かれてましたね。娘に説教されたと報道されてましたよ『父さんは古い』って」

加納「でも『古くて結構』って言ってやりゃいいじゃないですか」

増田「大らかに構えていればいいと」

加納「脅威を覚える実存ではないよね。俺は実存にあって感じたいし、人に会って驚きたいし、感心したいし、感銘したいし、ジェラスも覚えたいし。人間の持ってるそういった感情レベルのこと、意識レベルのこと、そういうものが生まれるような相手だといいよね。実存力というか」

増田「その戦いの中で、人間関係とか友人とかできるはずなんですけどね。今の子たちどうなんですかね」

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