見取り図 盛山晋太郎さんが振り返る貧乏時代とバイト地獄「道端のシケモクを拾っては吸っていました」

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見取り図 森山晋太郎さん(39歳)

 今月、初エッセー「しばけるもんならしばきたい」を刊行して話題の芸人、盛山晋太郎さん。ブレークするまでのバイト地獄を語ってくれた。

  ◇  ◇  ◇

 20代は恐ろしいくらいにバイトをしていました。日雇いも含めると20種類くらい。お寿司屋さんのデリバリー、キャバクラのボーイ、ダイニングバー、スーパー。いろんなところに勤めては失敗していました。

 キャバクラではシャンパンタワーみたいなお酒が入ったグラスの山をひっくり返したこともあります。弁償できないのでさすがに勘弁してもらいました。

 ダーツバーではおじさんのお客さんをダーツで接待しないといけない。店長からは「気持ちよく勝たせてあげて」と言われていたのに、ダーツブル(ボードの中心)に3回入れちゃったんですよ。ハットトリックです。今までそんなことできなかったのに。それで常連客を逃してしまったり。

 食べ物屋さんは中華料理屋、定食屋などいろいろと。うどん屋さんでは料理人として入ったら左利きというだけでクビになりました。「おまえ左利きかい! なんでおまえのために調理器具を左利き用一式揃えなあかんねん」と。クビにタトゥーが入った怖い店長でした。

 でも、クビになって辞めたことは案外少ないんです。芸人同士のつながりでバイトを紹介してもらったりするので。芸人にとっての優先事項は時給より「融通」です。急に芸人の仕事が入っても融通が利いて休めるバイト。それか仕事の時間に影響がない夜中の仕事になっちゃうんですよね。でも、夜職は同じ仕事が続くと「水商売のにおいが染みつくからやめといたほうがええ」と昔からよく聞きますよね。それもあって転々としていました。

 バイトじゃないですけど、犬の散歩でご飯食べさせてもらったこともあります。若手の時によく行った喫茶店に常連のおばあさんがいて、レトリバーくらいに大きな犬を飼っていて、「自分は足腰が悪いから散歩させてくれたら定食をごちそうしてあげる」と。それで何度か散歩させて定食を食べさせてもらいました。僕、犬が好きだったんでちゃんと散歩させましたけど、1時間散歩させて定食1回って割に合わないんじゃないかと(笑)。

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