見取り図 盛山晋太郎さんが振り返る貧乏時代とバイト地獄「道端のシケモクを拾っては吸っていました」

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33歳で借金を完済し、体の大きなしこりを除去した感じ

 借金があって地獄の日々でした。2018年にM-1グランプリ決勝に出て忙しくなり、翌年の33歳くらいで借金を完済した時には体の大きなしこりを除去した感じです。すごく自信になりました。それから6年経って「もしあの頃のバイト生活が今も続いていたら、自分はいったいどうなってしまっただろう」と思うと怖くなります。なかなか社会に適応できない人間だったので、想像するとゾッとします。

 いろんな失敗や近年の出来事などを書いて連載させてもらったものが本になりました。

 多くの人に楽しんで読んでほしい。連載は書くのがつらい時もあり、終わった時は二度と文章を書くことはないと思いましたが、また熱いサウナに入りたくなるみたいに、エッセーを書いてみたくなっています。エッセーの意味はまだよくわからないんですが(笑)。 

(聞き手=松野大介)

▽盛山晋太郎(もりやま・しんたろう)1986年1月、大阪府出身。リリーとのお笑いコンビ見取り図で「M-1グランプリ2018」から3年連続で決勝進出し、人気に。「見取り図の間取り図ミステリー」「見取り図じゃん」などレギュラー番組多数。
◇初エッセー「しばけるもんならしばきたい」(幻冬舎)発売中。

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