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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因

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 例えば2015年後期の「あさが来た」では、五代友厚役のディーン・フジオカ(45)が大ブレーク。出演シーンが終わると女性視聴者たちからの再出演嘆願運動まで起き、"五代ロス"なる言葉まで生まれた。

 また2017年後期の「わろてんか」では高橋一生(44)が、ヒロインの葵わかな(27)やその夫役の松坂桃李(37)を差し置いて注目を集めたし、「あんぱん」で細田佳央太(23)と中沢元紀(25)が、ドラマ成功を牽引したのも記憶に新しい。

 このパターンを「ばけばけ」に当てはめれば、牽引役を果たすべきは、ヒロインの最初の夫役を演じた寛一郎(29)だった。父は佐藤浩市(64)、祖父は三國連太郎という星の下に生まれたサラブレット的な役者である。

「ここにきて寛一郎が父や祖父との関係やエピソードを語り始めているのも、視聴者が寛一郎というひとりの役者というよりは、"佐藤浩市の息子"とか"三國連太郎の孫"といった付加価値を欲しているからではないでしょうか。8年前のデビュー時に、苗字を取ったアーティスト名に決めたのは、親や祖父の力を借りずにやっていきたいという強い決意を感じますが、広く知られるようになったのは、2022年度の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』あたりから。背景に何も無いひとりの役者として認められるには、今はまだ若く、早いのかもしれません。最近の家族についての饒舌ぶりには驚くことも多々ありますが、恵まれた家系に反抗していたこれまでから少し大人になって、いい意味で開き直った寛一郎の、今後を楽しみに感じる関係者は少なくないと思いますよ」(芸能関係者)

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