嵐山光三郎さんを悼む…命の恩人であり混浴仲間でもあった
嵐山さんは先輩や友人の作家が亡くなると「葬儀の日には故人の著書を読んで過ごすようになった」と「追悼の達人」(中公文庫)に書いている。
私も嵐山さんの訃報を聞いた日から、彼の本を本棚から取り出して読んでいる。命日には、嵐山さんが“末期の献立”と決めていた「レンコンのテンプラ」を食べて偲びたいと思っている。
嵐山光三郎さん、生前のご厚情ありがとうございました。浄土でまた会いましょう。死ぬ楽しみができました。
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)



















