若い社員ディレクターをパワハラで怒らせた山城新伍のその後
古い話で申し訳ないが、パワハラと聞くと故・山城新伍さんのことを思い出す。役者としての活動のほかにバラエティーでは言いたい放題だった。ある時、芸能人のパーティーに山城さんが姿を見せたことがあった。
僕らワイドショーは集まって会場入り口の隅で出席した芸能人の囲み取材を続けていた。その際、フジテレビの若い社員ディレクターが山城さんを呼びに行ったが、少し話した後、山城さんの「なんでおまえの指図を受けなきゃならんのだ!」という声を荒らげた言葉が聞こえてきた。その女性ディレクターが若くジーパンにトレーナー姿で「この若造が」というのがあったのかもしれないし、頼み方がどうだったのかも知らないが、今ならパワハラ認定されてもおかしくない。その女性ディレクターも負けずに怒っていて、「もう二度と(山城と)仕事をしない」と叫んでいたものだ。
彼女は後に映画部のプロデューサーとなり、編成のかなりいいポジションに就いた。山城さんがその後、フジの仕事をしたという話は聞かず、この件の影響があったのかもと思っている。
こんな話は昔は日常茶飯事だったが、現在は輪をかけてパワハラ・セクハラ認定されたタレントはマズい。細心の注意を払わなければならない時代ということだ。



















