AIはお笑いをどう変えるのか? オードリー若林も「AI×大喜利」の進化に驚愕
錦鯉・渡辺隆は「オードリー春日俊彰の前世を教えてください」に対し、濡れた桃の画像とともに「もも」と一言。どこかエロスが漂う。同じお題にネプチューン・堀内健は、豪快に盛られた天ぷらを頬張る和服姿の年配者を生成して「宇多川嘉助さん」、ロバート・秋山竜次は湯気が立つ濁った塗り薬を思わせる画像とともに「怪しい臭そうなクリーム」と回答。別ベクトルのアクの強さを感じさせた。
音楽生成AIの大喜利も登場するのではないかと興味深かったのは、秋山が「『ペロペロ』とか入れたりしてたら、勝手に水分(の要素も)出してきて。(添える言葉もAIに)合わせましたね」と口にしていたことだ。イメージと画像とのズレ。そして、そこに文言をアジャストする人の力が加わるからこそ、一期一会の回答になるのだろう。
LINEの“大喜利AI”をはじめ、かねて「AI×大喜利」企画は様々な場所で活用されてきた。それゆえか、最近のバラエティーではAI顔認証システムや表情分析AIなどを使った企画が多くなった印象が強い。しかし、昨今急速な進化を遂げた画像生成AIによって、また大喜利企画は一歩前進したように思う。
「写真で一言」と「文言大喜利」を併せた魅力に加えて即時性もあり、基本的にAIの生成物は著作権が発生しないことから自由度も高い。今後、音楽生成AIを使った大喜利も登場し、さらに幅を広げていくのではないだろうか。
(お笑い研究家・鈴木旭)


















