久米宏はなぜ一人「反権力」を貫けたのか

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 そして、テレビも新聞も権力に対して堂々と厳しく批判すべきだ、とも。「朝日新聞は、たたかれ足りない。もっとたたかれたほうがいい。世間や政権からたたかれるってことはメディアの勲章ですよ。大まじめにそう思いますね」と言って、また笑っていた。》

 同感だ。私が昔から言っているように「タブーをつくるのはメディア自身」なのだ。

 2004年3月26日。Nステを降板する日の放送で、久米は「自分へのご褒美」といってビールを一気に飲み干した。私も久米に献杯しよう。ありがとう、さようなら。 (文中敬称略)

(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

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