木竜麻生は知的な雰囲気、フラットな存在感でどんな役の色にも染まる
今回のドラマで演じているのは、現在51歳という設定の主人公たちの中学生時代の回想に登場する役なので、舞台は昭和となる。木竜は平成6年生まれながら、どこか懐かしさを秘めるルックスが魅力。
「菊とギロチン」で受賞した毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞の授賞式で、映画のメガホンを取った瀬々敬久監督は、オーディションで彼女を選んだ理由を「素朴で昭和顔がよかった」と語った。
デジカメよりもフィルムカメラ、ノートPCよりもワープロ、スマホよりもトランシーバーが似合いそうな、そんなエモい懐かしさが彼女にはある。
中学校の教師という役柄も、知的な彼女にハマっている。以前にも、配信ドラマ「七夕の国」で大学の講師を演じた。
彼女自身も大学時代に近代文学や現代詩を学んだ知的美女で、谷川俊太郎の詩が好きだという。この年代の知的な雰囲気を持つ女優というのもまた、貴重だ。
映画で先に脚光を浴びた河合優実がドラマ「不適切にもほどがある!」「あんぱん」で大ブレークしたのと同じように、木竜麻生も秋と今冬の2期連続のドラマでの活躍によって多くの人に知られることを期待したい。
彼女を映画界限定の至宝にしておくのは、あまりにも、もったいない。




















