松山ケンイチの「テミスの不確かな法廷」が好評 実際あった執行官刺傷事件にぶつける勇気
NHKドラマ10「テミスの不確かな法廷」の評判がすこぶるいい。ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥多動性障害)の裁判官(松山ケンイチ)が、人間模様が複雑に絡み合う難事件を独特の感性で見事に裁くちょっとコミカルなヒューマンドラマだ。
その第5話が2月3日火曜に放送されたのだが、「このタイミングでの放送は相当苦慮しただろうな」とテレビ業界の話題になった。裁判所執行官(市川実日子)が立ち退き催告中に刺される話だったからだ。先月15日に東京・杉並で、アパートの部屋の明け渡しの執行手続き中に、住人に執行官が胸など4カ所を刺され、保証会社社員が刺殺されるそっくりの事件が実際に起きている。
「生々しすぎるので、5話を飛ばすという選択もあったと思います。でも、執行官という裁判所の裏方を知ってもらういいタイミングと判断したのかもしれません。SNSなどでは、放送したことに非難もあるようですが、制作スタッフたちは腹が据わっているなと感心しました。また、母親にネグレクトされた無戸籍児童を扱っていたのも、大きかったのでしょう」(テレビドラマ批評家)


















