“J”に対抗できた反町隆史&竹野内豊のエロ

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 夏の海だからということを免罪符に、実際脱ぎまくっていた。やっかみ半分で「ビーチクボーイズ」なんて言ってたのは僕だけではないはず。広末涼子(同17)、稲森いずみ(同25)も含め、「失楽園」とは別質の、湿度の低めの爽やかな(かどうかは個人差があるけど)エロではあった。

 いや、「ビーチボーイズ」は、あの「ちゅらさん」や「最後から二番目の恋」シリーズなど、海辺の街でのお話が得意な岡田恵和の脚本だ。決して反町&竹野内のビーチクはメインではない。強烈なイケメンを起用しながらも、普通のサラリーマンの共感や憧れを呼ぶような、夏のおとぎ話だ。

 反町の「夏休みってなんであんなに楽しかったんだろう」とか、竹野内の「するかもね、後悔。後でさ。それも楽しいじゃん」なんて僕らも普通に語りそうな普通のセリフが特別に響いたのは、ドラマとしてよくできていたから。海に消えた“社長”マイク眞木(役柄は62歳だったけど当時53歳)もかっこよかったなあ。

 1997年。SMAPを頂点にした“J勢”はテレビの中心だった。それは間違いない事実。でも、それだけじゃなかった。反町&竹野内という強力な研音コンビのビーチクや地上波ギリギリのエロが、「テレビはJだけじゃない」と主張していた。言い方を変えると反町&竹野内と“不倫の湿度”という飛び道具でもないと、あの巨大なパワーには対抗できなかったということ、だっちゅーの。 

(テレビコラムニスト・亀井徳明)

【連載】あの頃、テレビドラマは熱かった

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