志村けんさん七回忌 国内外でいまだ愛される動きや表情による笑いの強み
「となりのシムラ」(NHK総合)の演出・吉田照幸氏によると、志村はコントを「原始的なところ」まで落とし込んで作っていたらしい。国内外で愛されるのは、そのこだわりによるところも大きいのではないか。
■語り継がれる思い出
志村の存在を身近に感じるのは、いまだメディアで名前が挙がることも関係しているだろう。
例えば、先月5日放送の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)に出演した渡辺直美。幼少期、親戚がいる台湾の日本語チャンネルで頻繁に流れていた「志村けんのだいじょうぶだぁ」(フジテレビ系)でお笑いを学び、後に志村と共演した際に「俺を見て育っただろ」と見抜かれた日のことを振り返っている。
また俳優・柄本時生は、同月17日に投稿された自身のYouTubeチャンネル×「ハンターch」とのコラボ動画の中で、幼少期に父・柄本明主宰の「劇団東京乾電池」の公演に志村が顔を見せたことから「志村けん!」と大騒ぎして大人を困らせたエピソードを述懐。
同月10日の「いろはに千鳥」(テレビ埼玉)では千鳥のノブが「志村フロート」(ウイスキーソーダ割りの表面にウイスキーを垂らすスタイル)の話題に触れ、27日の「笑神様は突然に…」(日本テレビ系)では大悟が8年前の石垣島ロケを回想し、志村が振り返るだけで集落の子どもたちが「ガハハハッ!」と爆笑した思い出を口にしている。
2月に放送されたものだけでもまだまだあり、書き切れない。記憶から遠のく日は、だいぶ先の話になりそうだ。
(鈴木旭/お笑い研究家)


















