宍戸錠さんは大スターなのにフランクな人 スタッフを仕事をする「仲間」として認めていた
“自然の流れを受け入れる”のが基本スタンスで、テレビのバラエティー番組に出演するときも変わることはなかったそう。「自分に声をかけてくれてるんだから感謝してやらなきゃと俺は思う方だね。だってスターなんてひとりじゃ何もできないんだから」と温かい目線をまっすぐに向けて話しておられました。
■「お笑いの素人なんだから、うまくできるわけないじゃない、プロの言うことはちゃんと聞かなきゃね」
コントの撮影の時は「エースのジョー」時代を知る年長のスタッフが気をつかってるのを察して「遠慮なく何でも言ってよ!」と話しかけてくださる。それでも、若い演出家が厳しいダメ出しをすると、先輩スタッフはハラハラ、ピリピリ。でもご本人は「お笑いの素人なんだから、うまくできるわけないじゃない、プロの言うことはちゃんと聞かなきゃね」と積極的に吸収して、血肉に変えていたそうです。
一時代を築かれた大スターなのにフランクで、スタッフを仕事をする「仲間」として認めていらっしゃるのがよく伝わってきました。
NSCの授業でも「どんなスターでもひとりではなにもできないんだから周囲への感謝を忘れないこと」と伝えていますが、まさにお手本のような方でした。
あの全てを達観されているような温かいまなざしが忘れられません。



















