寿司か、サバ缶宇宙食か、魯山人か、ムショ飯か…「春ドラマ」一番おいしそうなのはどれだ?
「食の巨人」も登場した。すでに放送が始まっている「魯山人のかまど」(NHK総合)は、“和の美”を追い求めた北大路魯山人を藤竜也が演じ、その素顔を雑誌記者(古川琴音)の目を通して描いている。魯山人が晩年を過ごした北鎌倉の折々の趣や、南麻布の日本料理店「分とく山」の料理人・野﨑洋光氏指導の料理が美しい。
刑務所のメシは本当にクサいのか。「ムショラン三ツ星」(NHK総合)は、刑務所に勤務した管理栄養士の体験をドラマ化した。イタリアンの一流シェフ(小池栄子)は、勤めていたレストランが閉店となり、急きょ決まった再就職先は刑務所だった。刑務所給食の1日の食費は543円。しかも、調理するのは受刑者たち。それでもシェフは少しでもおいしいものを作ろうと奮闘するのだが、調理当番の受刑者はふかした芋を冷やすのに水をぶっかけたり、冷凍コロッケが次々と爆発したりとテンヤワンヤ。
「今夜、秘密のキッチンで」(フジ系)は、結婚生活に不安を持つ女性とシェフがキッチンで逢瀬を楽しむラブストーリー。そして、「孤独のグルメ」(テレビ東京系)の井之頭五郎(松重豊)も3年半ぶりの新シーズンで帰ってきた。
どれもおいしそうで、番組をアテに酒が飲めそうである。
(コラムニスト・海原かみな)



















