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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

島崎和歌子がひたむきさで勝ち得た「感謝祭」の席を守るプロ意識

公開日: 更新日:

 彼女は1991年の番組初回から司会を務めているが、当時はデビューわずか3年目、18歳のほぼ無名のアイドルだった。前身番組の「クイズ!当たって25%」(TBS系)の司会は、島田紳助と草野仁の大物2人のコンビ。いかに異例の大抜擢かがわかるだろう。

 初代プロデューサーの加藤嘉一は、紳助がいるから、司会術は求めなくてもいい、一生懸命ひたむきな人物がいいと考えた。そこで浮かんだのが、以前、深夜番組「青春!島田学校」(TBS系)に出演していた島崎だった。カメラが回っていないところでも、人が嫌がることを率先してやっているところを目撃し、印象に残っていたのだ。打ち合わせに行くと紳助もほぼ同じタイミングで島崎の名を挙げたという(TBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」23年6月30日)。

 新人時代、「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」で共演した志村けんに「この世界はスタッフの人にかわいがってもらわないと、いくら才能があっても駄目な世界だからな」(TBS系「人生最高レストラン」20年5月23日)と教えられていたのだ。

 いまでも「感謝祭」の島崎の卓の上には資料と付箋だらけ。後輩に席を譲る気なんてない。

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