最終回視聴率30%超でキムタク無双も…記憶は「人面魚の鯉」だけ?

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 ただ、正直なところ、僕はこのドラマの記憶といえば“人面魚みたいな鯉”ぐらいしか残っていない。TBS開局55周年企画だったのに、視聴率ダントツだったのに、ごめんなさい。いや、確かにキムタクはかっこよかった。でも、「キムタクがかっこよければいい」のと原作の重厚さには、どうにもズレがあって。2Kのクリアすぎる画面も妙に嘘っぽくて。せめて往年の“土ワイ”みたいなざらついた画面だったら乗れたのかもしれない。

 そうそう、鯉の名は“将軍”。ちょいちょい意味深に出たのだけど、少し前の「シーマン」みたいなおっさん声で何か語り出しそうな雰囲気ではあった。ソフトバンクの“お父さん犬”の声でもいいけど。あっ、北大路欣也はキムタクの父親役やって、ドラマ終了後に“お父さん犬”になったんだったっけ。

 さて、キムタクコスプレはこの大ヒット作の翌年、首相にまで上り詰めていったん終了。40歳になった13年にはアンドロイドになるけど、数字はついてこなかった。もうiPhone5になってたし、そりゃキムタクもテレビも、見られ方が変わって当然だ。 

(テレビコラムニスト・亀井徳明)

【連載】あの頃、テレビドラマは熱かった

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