「Michael/マイケル」MVの礎を築いた名パフォーマンスをマイケル・ジャクソンの実の甥で再現

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 劇中ではマイケルの名曲全27曲が披露されているが、実の甥ジャファー・ジャクソンがマイケルに抜擢された。彼のキレッキレのダンスやステージでのパフォーマンスは、実際のマイケルを知る世代が本物を追体験するのに十分な完成度。ジョン・ランディスが監督した「スリラー」の撮影風景。1983年にモータウン25周年記念特番でマイケルが「ビリー・ジーン」を歌うときに見せた、ムーンウオーク。88年のウェンブリースタジアムで7万人を超える観客の前で「バッド」を披露する場面など彼を象徴する名シーンが見事に再現されている。マイケルが持っていたカリスマ性を除けば、世界のファンが望みうる最高の仕上がりといえる。

 またアメリカで音楽専門チャンネルのMTVが開局したのは81年だが、それを効果的に使って、「見せる音楽」をつくったのがマイケルだったこともよくわかる。現在につながる音楽パフォーマンスの礎をつくった彼に再び会えるこの映画が、日本ではどんな盛り上がりを見せるのか。その反響が楽しみだ。

(金澤誠/映画ライター)

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