俳優・柳沢慎吾「サービス精神」の源泉どこに? 「芸歴48年・64歳」で全国ツアー敢行

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「“チョメチョメ”は慎吾だったらやってもいい」

──そのキャラクターは子供の頃からですか?

 テレビっ子だったからね。実家は小田原(神奈川県)で八百屋をやってたんだけど、お父ちゃん、お母ちゃん、(3歳年上の)お姉ちゃんと、みんな超おしゃべりでパワフル。実家だと俺が一番無口なの(笑)。いつも近所の人がいっぱい遊びに来てて、知らない人がたくさんいる賑やかな家。子供の頃は、「太陽にほえろ!」なんかが大好きで、いつも真似してましたね。近くの海でドラマの再現したりね。だから小田原じゃなかったら、この業界に入ってなかったと思うよ。高校の教室からも海が見えたもん。高校の時は、「ゆうひが丘の総理大臣」ね。ああいう青春ドラマが大好きだった。

 ──その頃、親友の“てっちゃん”と「てっちゃんしんちゃん」として、「ぎんざNOW!」の「素人コメディアン道場」に出場し、優勝しましたが、高校卒業後は、「劇団ひまわり」に入り、役者の道を志します。

 あれ、友達が勝手に応募したのよ。仕方ないから出たらとんとん拍子で。でも、僕はあくまで「青春ドラマ」をやりたかったのね。中村雅俊さんと初めてお会いした時、「ああいうドラマをやりたいんです!」って言ったら、「もうやってるじゃないか(『ふぞろいの林檎たち』のこと)。あれはいいドラマだよ」と言っていただいたけど。

 ──上から可愛がられるタイプですよね。

 そうなのよ(笑)。23、24の頃かな。NHKの「はね駒」に出てた頃は、ドラマを4、5本かけもちしててね。忙しくてセリフも覚えられないし、疲れ切ってて、もう辞めようって思っていたら……見透かされてたんだね。共演してた樹木希林さんが「(口調を真似して)もう辞めようと思ってんでしょ? 今は忙しいけど、今だけなのよ。あっという間に終わるからね。あっという間よ。あと半年で終わるから。最後までやり切るのよ」って。それから松方弘樹さん。お兄ちゃんって呼ばせてもらって。本当に可愛がってもらった。30前くらいの時かな、警察とか甲子園とかやるのをやめようかと思った時があったの。そしたら、「やめるのは簡単だけど、続けるのは難しいんだ。慎吾は慎吾のままでいい。若いうちは、いろいろやっておいた方がいいよ。それが後で実を結ぶから」って。言われた通りになってるよね。それから山城新伍さん。よく遊びに連れてってもらったなあ。「“チョメチョメ”は慎吾だったらやってもいい」ってお墨付きもらって。みんなお亡くなりになってしまいましたけど。

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