酒でわだかまり氷解 江木俊夫語るフォーリーブス再結成秘話

公開日: 更新日:

■旅先のビールを全部飲み干した公ちゃん

 公ちゃんは根っからのビール党でどこに行ってもビール。かつて全盛期にファンクラブの人を連れて、ニューカレドニアに行ったことがありました。その時は行った先の島でビールを100本くらい飲んで島のビールがなくなっちゃった。

 ついでに言うと、つまみは半年は同じものしか頼まない。ニューカレドニアの時はフランス領だからエスカルゴで、やはり島中のエスカルゴがなくなった。再結成後はアジのたたき、亡くなる前はピータン。だから、いつも中華屋に行こうって。そこでピータンばかり食べてた。

 ター坊は店やタクシーの手配まであれこれやってくれる、とても面倒見のいい酒飲み。ただスコッチ党で、再結成で地方に行って、翌日、飛行機で帰る際も空港で朝から常温のスコッチでした。

 それで酒乱気味の僕が焼酎3本。その夜は帰れなくなってター坊の家に泊めてもらったけど、ベランダとトイレを間違えちゃって。奥さんにえらく怒られたね。


 最後におりもさんだけど、飲めるけど弱い。飲むと寝ちゃって、後から起きる。でも、僕は最初からガンガン行くタイプだから、おりもさんが元気になる頃はヘロヘロ。そんなタイミングが合わない2人が結局、残っちゃったんだけどね。

 あの時、何をしゃべったか忘れたけど、思いっきり飲んで、長年のわだかまりが氷解したのは間違いない。酒での失敗は数限りないけど、飲むことができたから、再結成がうまくいったと思ってます。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず