料理酒を水で割って寂しさを…祥子が語る「下積み時代」

公開日: 更新日:

 気がつけば朝になり、夜明けのまぶしさに目を細めた経験は、酒飲みなら何度かあるはず。酒は、いつも楽しく、うまいわけじゃない。TVのバラエティーなどで人気急上昇中の「謎の美女」こと祥子(30)にもあった。熊本から23歳で上京、舞台女優を目指したものの、鳴かず飛ばずで……。

 ◇  ◇  ◇

 朝は喫茶店、日中はコンビニ、夜は居酒屋でアルバイトして、西武新宿線の下井草に家賃6万円で間借りしていた木造アパートの6畳一間に帰った晩のことでした。明日も早くから仕事だし、早く寝なければならないのに、疲れすぎて神経が高ぶっていたのか、眠れない。お酒を買う余裕もなかったので、料理酒を飲み始めたんです。そのままではおいしくないし、すぐ終わっちゃうから、水道のお水で割って。

 もう、実家に帰ろうかと思ってました。宮沢りえさんや深津絵里さんに憧れて、舞台に立ちながら、芸能界で生きていく道を考えていたのですけど、ただ生きていくだけで精いっぱい。ひどいときはご飯にふりかけだけという生活で、中野で先輩たちとの飲み会に誘っていただいたときも、集合場所まで歩いて行って、おごってもらえるのがうれしくて酔っぱらい、バス停で目覚めたりしていました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  5. 5

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  1. 6

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  2. 7

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  3. 8

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」