著者のコラム一覧
中村淳彦ノンフィクションライター

1972年、東京都生まれ。アダルト業界の実態に詳しく、AV女優や風俗嬢を1000人以上取材。一時期、介護施設の代表を務めた。代表シリーズに「名前のない女たち」。「崩壊する介護現場」「日本の風俗嬢」「ルポ中年童貞」など著書多数。

使い捨てが前提…病院送りが出るほど過酷なAV撮影現場も

公開日: 更新日:

 AV女優は倍率25倍の難関です。ヘタな有名私大に入学するよりも厳しい競争を勝ち抜いても、毎年4000人が入れ替わる現場は過酷です。使い捨てが前提としか思えないトンデモない撮影が行われることもあります。

 引退したKさん(33)は逆さ吊りにされ、数人のスタッフにボコボコにされました。いわゆる陵辱ものの撮影だったのです。病院送りになったにもかかわらず、「撮影から外されちゃう」「次の仕事が来なくなるかも」と最後まで耐え抜いたといいます。

 ハードSMのフルコースを強行されたTさん(30)は、全治1カ月以上の重傷を負いました。撮影翌日に撮った写真は目も当てられないほど。腹部から大腿部の皮がえぐれて膨れ上がっていました。そうまでされてなぜ我慢するのか。AV女優の仕事が心から好きだからです。「現場が楽しい」「チヤホヤされる」「何でもない私にもファンができた」と口をそろえます。

 Iさん(37)は29歳から30歳にかけて「企画単体」で活動。先日、神奈川県内の自宅近くのアパートで会ったIさんは当時より30キロ以上も肥え太り、現役時代の見る影もありませんでした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃