著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

上原多香子「母の日」騒動 夫は大暴れの揚げ句劇団を去る

公開日: 更新日:

 母の日に自分だけが新しい命と幸せにひたり、ウットリしていると受け取られて炎上した上原多香子。遠慮なく寄せられる罵詈雑言にも馬耳東風を決め込んでいたものの、現夫のコウカズヤがまさかの反撃を始めたことでドロ沼化してしまった。

 コウは炎上民(炎上させているネットユーザー)を「蚊の大群」と呼び、「人間になりきれてない(中略)がんばれ!人間になれ!」と小バカにしていたが、これがさらなる批判の呼び水になる。さらに、自殺は親の責任と放言したことへ、「一部分だけ切り取って解釈しないで」と苦しい言い訳を重ねてしまう。

 黙って嵐が過ぎるのを待てばよいものを、あるいは表面だけでも全面降伏しておけばよいものを、要らぬ投稿を連ねて自らグダグダな状態へと追い詰められてしまった。コウの参入により、たった十数文字書いただけのことが収拾のつかない大炎上となったのだから、まったく余計なことと言うほかない。

 約2週間後、コウは脚本家、演出家として参加していた劇団からの退団を余儀なくされてしまう。その経緯はつまびらかではないが、コウ自身だけでなく劇団からも退団の発表と同時に「本人のSNSでの発言」について、「心よりお詫び申し上げます」と劇団が謝罪していることから、炎上騒動の影響が少なからずあったと推察される。なにしろ、劇団は今回の炎上にはまったく関係がないのだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝