著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

上原多香子「母の日」騒動 夫は大暴れの揚げ句劇団を去る

公開日: 更新日:

 そもそも上原との結婚、出産について、「誰が何と言おうと、僕は妻と産まれてくる子供を守りたい」とつづっていたコウにすれば、妻と子が関係する炎上は「もしも家族に、他者からの攻撃が降りかかることがあれば全力で僕が盾になる」と宣言していた、まさにその事態そのものだったのかもしれない。

 しかし、勇ましく大見えを切って舞台に上がったものの、場のコントロールができないばかりか、事態収拾のシナリオを描くことすらできずにいる。感情的になって大暴れし、いたずらに状況を悪化させているだけで、「こちら側の正義や大義名分」がさっぱり伝わってこないので、周囲が助け舟を出すタイミングもまるで見えてこない。

 これでは脚本家としても演出家としても、舞台を任せるには不安があると、炎上での立ち居振る舞いを見て断じられた可能性もある。叱るべきは責め、謝るべきは頭を下げ、場を鎮めることができないのでは、それも仕方ない。(つづく)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった