三又又三が独白「惚れた不倫女に正論ぶったら切られた」

公開日: 更新日:

 元お笑いコンビ・ジョーダンズのメンバーで現在、ピン芸人として活動する三又又三さん。不倫中の女性と付き合って失恋したなど、シモネタを交えて話してくれた……。

 僕にとってサイコー女性であり、サイテー女性でもあったのは妻子持ちの男と付き合っていた女性でしたね。

 いつごろの話か、言うとバレちゃうので隠しますが、妻子持ちの男と不倫している最中の女性を好きになったんです。

 僕は後から好きになって付き合ったから、二股かけられていたわけだけど、不倫相手と別れさせようと彼女に正論をグイグイ言ってしまったんです。

「別れろよ」とか「俺は独身だし」とか「向こうは妻子と別れるわけないから、ウソの優しさじゃん!」とか、彼女が好きゆえに、ガンガンぶつけていた。

 彼女の部屋に行って、「このベッドでそのおっさんとヤッたのか……」と考えるとカチンときて、またいろいろ言ってしまって。

 僕は当然、向こうの男とは別れるものと思っていました。でも、彼女は僕に「やさしくない!」と言い出し、結果的に僕の方が切られて。「独身なのに、妻子持ちに負けたのか!」とすごく悲しくなりました。もちろん僕の数々の言葉も悪かったけど、でも、後で思えばいろいろと勉強になり、いい経験でもありました。

■「不倫は絶対!なくなりません」

 例えば女性に対しては焦っちゃダメだな、と。それと、人間って、正論をぶつけられると引くんだな、と。彼女だって僕に言われたことくらいはわかって、妻子持ちの男と付き合っていたわけだから、正論をグイグイ言われれば引きますよね。

 学校の先生も「規律を守れ」「ちゃんと勉強しろ」と正しいことばかり言う先生って嫌われてましたよね。生徒は逆に守らなくなっちゃうし。でも、人気のある先生は「俺も君たちと同じことしてたなぁ」って言ってくれる。正論言えば、嫌われることを僕は体験してわかった(笑い)。

「妻子持ちは不倫相手の女性にやさしいんだろうなぁ」ということもわかりました。自分の家庭は壊したくないんだもん。そりゃ、やさしくしますよ。女性もやさしくされて、うれしいし気持ちいい。不倫がなくならない理由はコレだなと身に染みてわかりました。

 最近、芸能界でも不倫問題が多いけど、不倫は絶対! なくなりませんね。本当に好きだったから、サイコー女性でもあったけど、サイテーでもありました。

 違う時期に好きだったある女はセックスはしていた関係でした。いつもは僕から誘うのにその日に限って彼女が「セックス、する?」と言ってきた。騎乗位で一方的に攻められ、終わってボーッとする間もなくダウンしていると、覆いかぶさったまま耳元で、「20万円貸して」と言ってきた。貸しましたね。断れなくて……。後で思えば、全部計算ずくだったんでしょう。そのお金は返ってこなかった。僕はちゃんと付き合いたかったけど、あっちは違った。

 ある女性は「三又さんの顔が好きです!」と言ってきたのに、なぜか恋愛相談されて。揚げ句の果てには、彼氏を連れてきて相談に乗らされた。「俺、男の相談乗るほど器でかくないよ!」と思いました(笑い)。

 50過ぎた今までいろいろ勉強してきました。とくに正論をグイグイ言うのはダメだな、と。男はニコニコしてやさしくないといけませんね。

▽みまた・またぞう 1967年5月、岩手県出身。92年からお笑いコンビ・ジョーダンズとして活動。07年からピン芸人に。現在はプロレス団体「ZERO1」でゼネラルマネジャーも務める。3月29日、奉納プロレス15周年記念大会第18回大和神州ちから祭り(靖国神社相撲場)開催。チケット発売中。詳細は「ZERO1」HPを。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態