今の日本の芸能界のアンチテーゼ! 世界の天才ロックスターたちの暴走と不道徳ぶり

公開日: 更新日:

 不倫、薬物など芸能界のゴシップは尽きないが、現代の日本では、発覚すれば表舞台からは一発退場、活動停止や謹慎を余儀なくされる。しかし海の向こうには、スキャンダルなどものともしないロックスターたちがいる。こと下半身に関して、本能のおもむくままにやりまくる。そんな逸話、伝説をリアルに紹介する本が「不道徳ロック講座」(新潮新書)。内容はどれもこれもがディープ。そして、笑いを抑えられないほど人間くさい。日本ならクズ扱いだが、かの国では容認された天才たちの暴走譚。それは息苦しい今の日本の芸能界のアンチテーゼだ。著者の音楽ライター・神舘和典氏が紹介する。

 拙著「不道徳ロック講座」は、自伝をはじめバイオグラフィー本を読み込み、性、薬、酒、貧乏の4つの章で構成している。なかでも、1960~70年代から活躍するロックスターたちは下半身活動がとくに活発だ。

 ロック界を食物連鎖に例えると、頂点に君臨するのは、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーだろう。僕も大好きなシンガーだけど、女性に対しては見境がない。

 バンド内ではブライアン・ジョーンズの恋人をキース・リチャーズが奪い、さらにミックが関係する。ビートルズのジョージ・ハリスンの妻をエリック・クラプトンが奪い、クラプトンの彼女をミックが奪う。ポール・マッカートニーの元妻とも結婚前に関係する。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー