はるかに大きな“毒”をまき散らすSNSの出現で「週刊誌の時代」はもう終わったのか

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 私は昔から、雑誌、特に週刊誌には「毒」がなければいけないといってきた。私が造語した「ヘアヌード」などもその一つである。

 しかし、はるかに大きな毒をまき散らす“凶暴”なSNSの前に、週刊誌はなす術もなくボー然と立ち尽くしているように思える。

 それでも週刊誌が生きながらえる方策はあるのか? ある。それは原点に返ることである。

 かつて丸山邦男は「週刊誌の今日に期待するものは、管理社会のなかで口や目を封じられているふんまんを、弱き者の味方となって自分たちの目の壁を破ることではないか」と述べた。松浦総三は「NHKや大新聞によって〈市民権も与えられないテーマに固執〉し、これに独自の調味料や薬味を加えることによってできたのが、ストリートジャーナリズム、すなわち出版社系週刊誌である」と書いた。

 ストリートジャーナリズムは、私が現場にいた頃までは色濃く残っていた。「たかが週刊誌、されど週刊誌」とうそぶきながら、あちこちをほっつき歩き、ゴミ箱を漁ったり、どぶ川をさらったりしながら、ネタ集めをし、夜は、新宿2丁目やゴールデン街で、安酒をあおった。フリーの記者たちは「首輪のない猟犬」と言われ恐れられた。

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