職場や自宅の独り言 「アウト」と「セーフ」の分かれ道

公開日: 更新日:

〈えーと、今度はアレをやらなきゃ……〉
〈そうだったかあ。どうすりゃいいかな……〉

 最近、職場や自宅でつい独り言をつぶやいている。自分ではなくても、同僚や妻がぶつぶつ言っている。そんなシーンに思い当たる人は少なくないだろう。ひとりでしゃべっているのだから周囲はなんとなく気味が悪いし、ひょっとして病気なんじゃないか? と心配にもなる。独り言が多くても問題はないのか。都内20の企業で会社員の心身ケアを行っている精神科医の奥田弘美氏が言う。

「独り言が多い人というのは、主観的な感覚の内的イメージが豊富で想像力が豊かな人や、感受性が強くて感情が高ぶりやすい人に多いようです。ただ、どんな人でも、うれしい、悲しい、悔しい、緊張したなど、感情が高ぶったり興奮気味になったりした時に、内的な気持ちが言葉になって口に出やすくなります。一説によると、内的な気持ちの高ぶりを独り言として声に出すことで、精神の高揚を緩和してバランスをとったり、ストレスを解消する役割があるとされています」

■思考を整理する役割も

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒