タレント 毒蝮三太夫さん(78) 腸閉塞

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「受けてくれなきゃ困ります!」

 電話口で女医さんが嘆願してくれて、国立病院に転院できた。そこでも「どうしてここまで放っておいたんですか」と言われたよ。

 痛みの原因は腸閉塞。小腸が大腸の腹壁に癒着していた。痛みが出るのが遅くて破裂していたら、致死率は4割以上。たまたま、宿直が外科の名医・磯部陽先生だったのと、最初に受診したのが熱意ある女医さんだったおかげで助かりました。

 女房は「もう生きて俺が家に戻ることはない」と思ったそうです。今じゃ笑い話だけど、入院の手続きで続柄を「妻」じゃなく、「姉」と書くぐらい気が動転していた。

 もともと糖尿の気があったのですぐ手術はできず、17日後に開腹手術。

 切除した腸を開いたら、腫瘍も見つかり、腹壁の癒着をとるのに6時間以上かかった。術後、磯部先生が疲れ切った顔をして出てきたほどの、大手術でした。

 入院中は、点滴の針を刺すのが痛くて「こんなに痛いなら点滴を外してくれ」って言ったことがあった。すると「私たちはあなたの病気が治ると思って治療しています。だから点滴を続けてください」と医師に言われてね。

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