都立駒込病院の医療費 1日当たりは放射線診療科が12万円でトップ

公開日: 更新日:

 まず入院ですが、1日当たりの医療費は放射線診療科が最も高く、約12万円。次いで眼科(約8万6000円)、形成再建外科(約7万円)、脳神経外科(約6万3000円)の順。形成再建外科は、がん手術後の乳房・顔面・四肢などの再建術を行っています。外科は意外と安くて、約5万9000円です。もちろんあくまでも平均の話です。手術の内容によって変わってきますし、術後しばらくICU(集中治療室)に入るかどうかでも変わってきます。内視鏡手術で済めばかなり安く済みますし、開胸手術や開腹手術になれば、数日間はICUに入ることになり、それだけ金額もかさみます。

 外来では感染症科が飛び抜けて高額になっています。エイズ患者が多いためでしょう。その他の科目は3万円以下で収まっています。

 ただし、患者本人の負担は、現役世代ならこの3割、後期高齢者(75歳以上)なら1割です。しかも高額療養費制度が使えるため、月額最大で8万数千円(後期高齢者は4万数千円)で済みます。

【連載】決算書でわかる有名病院のフトコロ事情

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が招いた「対中損失」に終わり見えず…インバウンド消費1.8兆円減だけでは済まされない

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    「NHKから国民を守る党」崩壊秒読み…立花孝志党首は服役の公算大、斉藤副党首の唐突離党がダメ押し

  1. 6

    国民民主党でくすぶる「パワハラ問題」めぐり玉木雄一郎代表がブチ切れ! 定例会見での一部始終

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  4. 9

    長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク

  5. 10

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ