都立駒込病院の医療費 1日当たりは放射線診療科が12万円でトップ

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 まず入院ですが、1日当たりの医療費は放射線診療科が最も高く、約12万円。次いで眼科(約8万6000円)、形成再建外科(約7万円)、脳神経外科(約6万3000円)の順。形成再建外科は、がん手術後の乳房・顔面・四肢などの再建術を行っています。外科は意外と安くて、約5万9000円です。もちろんあくまでも平均の話です。手術の内容によって変わってきますし、術後しばらくICU(集中治療室)に入るかどうかでも変わってきます。内視鏡手術で済めばかなり安く済みますし、開胸手術や開腹手術になれば、数日間はICUに入ることになり、それだけ金額もかさみます。

 外来では感染症科が飛び抜けて高額になっています。エイズ患者が多いためでしょう。その他の科目は3万円以下で収まっています。

 ただし、患者本人の負担は、現役世代ならこの3割、後期高齢者(75歳以上)なら1割です。しかも高額療養費制度が使えるため、月額最大で8万数千円(後期高齢者は4万数千円)で済みます。

【連載】決算書でわかる有名病院のフトコロ事情

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