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若手逃げ出し、年収大幅減…それでも東電を目指す学生たち

 一体、誰が応募するというのか。未曽有の原発事故から丸3年、東京電力が12日、来年4月入社の新卒採用枠を700人とする人事計画を発表。新卒採用を本格的に再開する。

 事故前の東電は例年800~1100人規模の新卒採用を実施。当時は飛び切りの優良企業で、大卒だけで毎年約4万人が資料を請求し、東大や早慶など有名大の学生を筆頭に約7000人が応募に殺到、「狭き門」を目指したものだ。

■この3年で1500人が自主退職

 そんな栄華も「今は昔」で、廃炉作業や汚染水処理など難題山積の中、ピーク時に約3万8000人に達した従業員の人材流出は止まらない。自主退職者数は11年度465人、12年度712人、今年度は12月末までに315人と、実に約1500人が会社を去った。

「辞めた7割が20~30代の若手・中堅で、うち4割は経営幹部候補や原子力技術者などの中核社員でした。将来にわたって賠償、廃炉、復興の責務を負うには、技能やノウハウを若手に継承する必要がある。そのため、新卒採用に踏み切りました」(東電広報)

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