6万人の卒業名簿が宙浮いたまま 千代田学園と都の深い確執

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 東京都が10年前に解散命令を出した専門学校「学校法人千代田学園」(台東区・藤岡巧理事長)の卒業生6万人分の学籍簿が“宙に浮いたまま”になっている。解散命令を不服とした学園側が行政処分の取り消しを求めて提訴し、現在も係争中のためだ。台東区内の雑居ビルの一室。居間や風呂場などに分厚い青いファイルにつづられた学籍簿がびっしりと並ぶ。

 学籍簿は卒業生の在学証明に欠かせない重要書類だ。企業などは学歴詐称を防ぐため、転職の際などには卒業証明書などを提出させるからだ。通常、学校側に卒業証明書の発行を求めれば2、3分で取得できる。ところが、千代田学園はそうはいかない。職員が複数の部屋に小分けされた数百冊に及ぶファイルの中から、手作業で卒業生を見つけ出す必要があるのだ。

「電話やメールなど証明書発行の問い合わせは今も月30件程度あります。外国に住む卒業生からの問い合わせも少なくありません。探し出すのに1カ月近くかかるケースもあり、大変な作業です」

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