コンタクトレンズは何歳まで使えるのか…50代以上も大丈夫?
「視力が下がっており、眼鏡は長期間使うと車酔いのような状態になるので、ソフトコンタクトレンズ使用を考えているのですが……」
50代の知人からこんな相談がありました。彼女が悩んでいるのは「この年齢で使用しても問題はないのか」。SNSをチェックすると、「コンタクトレンズは何歳まで使えるのか」とアップしている人が結構いて、心配になったとのこと。
眼科医としての回答は「50代以上でのコンタクトレンズ使用には、なにも問題はなし」。ただ、どうしても使用できない人がいるのは事実です。
クリニック内で試験的にコンタクトレンズを装用した上で「無理」と判断をした人の原因は主に3つあります。
まず、装用(出し入れ)を面倒だと感じてしまう。生まれて初めてコンタクトレンズを目に入れるときは、相当時間がかかります。特に男性にこの兆候が多い。
人によっては30分くらいかかることもあり「忙しい朝の時間帯にその時間をかけるのはとても無理」と感じて使用をあきらめてしまうのです。慣れてもらうしかないので、こういったケースでは「休日など余裕のある朝に装用チャレンジしてみてはどうでしょう」と提案します。慣れれば2~3分で終わりますから。しかし、そこまでして続ける意欲がない人も多いです。