津村謙「上海帰りのリル」は訳ありの人の名がぴったり

「上海帰りのリル」は1951(昭和26)年に津村謙によって大流行をした。
「♪船を見つめていた ハマのキャバレーにいた」。明るいタンゴのリズムにのった曲で、艶と哀愁のある声と重なり、独特のハイカラな雰囲気を醸し出している。曲を聴くとまるで上海のダンスホールで、自分が踊ってい…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り999文字/全文1,140文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】