日本ハム新庄監督またもソフトバンク“挑発”の真意…昨季CS完敗の屈辱がモチベーションに
それだけ意識をしている証拠である。
日本ハムの新庄剛志監督(53)は25日の楽天戦後、27日から福岡で2連戦を戦うソフトバンクに対し、「近藤くんや柳田くん、正木くんも早く戻ってきて戦いたいですね」と発言。あくまで主力の揃ったソフトバンクと戦いたいのかと聞かれ、「そりゃそうでしょう」と即答した。
ソフトバンク側とすれば“挑発”とも受け取られかねないが、新庄監督が名前を挙げた選手は近藤を除き、いずれも離脱中。近藤も開幕直後の4月2日に腰を手術。この日の日本ハム戦で一軍復帰した。柳田は4月11日に右脛骨を骨挫傷。今月26日に離脱後初めて素振りを再開したように、少なくとも前半戦は絶望だ。正木も4月末に左肩を手術し、こちらは競技復帰まで5~6カ月と、ポストシーズンでの復帰に望みを託す。
そんな主力を欠きながら、昨27日の試合前までちょうど5割。日本ハムは4月29日~5月1日に福岡で3連勝するなど、今季ここまで6勝3敗と勝ち越しているものの、正木はともかく、近藤に加えて柳田も帰ってくれば、今まで通り勝てるとは限らない。