西武は2022年9月以来の首位浮上なるか…先発投手陣は12球団屈指、打線も昨季とは雲泥の差
西武は昨年の同時期、前任の松井稼頭央監督が途中休養に追い込まれるなど、最下位に沈んでいたが、西口文也監督が就任した今季は、ここまで2位と好調をキープしている。
28日の楽天戦は、先発の渡辺が7回3安打無失点の好投で3勝目(3敗)をマークするなど、6-0で完封勝ち。首位の日本ハムに0.5ゲーム差に迫り、早ければきょう(29日)にも、40試合消化時点では22年9月以来の首位に浮上する。
最大の原動力は、パ・リーグはおろか、12球団屈指といっても過言ではない先発陣だ。
5勝1敗、リーグトップの防御率0.65を誇るエースの今井を筆頭に、左腕の隅田もリーグ最多の6勝をマーク。昨季0勝の高橋が今季はすでに2勝し、故障で開幕一軍から外れた昨季新人王の武内は、去る14日に復帰するや2試合連続で好投。21年育成ドラフト3位の菅井も今季4勝2敗と活躍し、そしてこの日の渡辺だ。
救援陣も5月は防御率2点台前半をキープ。高卒3年目の山田陽が開幕から15試合連続無失点とブレークするなど、新戦力も台頭している。