老人施設の倒産過去最多 デイサービスも淘汰される時代

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 父母の預け先が突然消滅するかもしれない。

 帝国データバンクによると、老人ホームや介護サービスなどを運営する老人福祉事業者の倒産が2013年は46件、00年度に介護保険制度が始まって以来、最多を記録した。

 特に倒産が多いのは、新規参入が相次ぎ競争が激しいデイサービス(通所介護)を行う小規模事業者。政府がリーマン・ショック後、中小企業支援のために制定した「返済猶予法」が13年3月で終了していることも一因だ。

 デイサービスの自己負担額は、ほとんど自立している「要介護1」で602円(5時間以上7時間未満)。「要介護2」でも708円(同)と手軽でありがたいが、淘汰が早くも始まったとは意外だ。いったいどうなっているのか。

■慢性的な人手不足

「デイサービスは、民家を改修して始めることもできるため、介護の未経験者による参入が増えています。ただ、競争も激しく、独自のサービスでアピールしないと利用者は増えず、経営は楽ではありません。その一方で景気が回復し、介護業界で働きたがる人が減っているため、施設は慢性的な人手不足です」(介護・医療ジャーナリストの長岡美代氏)

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