メディパルHD×スズケン 製薬と薬局を結ぶ医薬品卸の大手を比較
年を重ねると、病院に出向く頻度は高くなってきます。高血圧、糖尿病、緑内障……。仕方ないのかもしれませんが、そのたびに薬局で薬をもらい、毎朝6~7種類を飲んでいるなんて人も少なくありません。
薬があるだけありがたいと感じますが、製薬会社と薬局やドラッグストアの間には、医薬品卸の会社が存在しています。卸会社がしっかりとしていないと、われわれの手元に薬はスムーズに届きません。
今回は医薬品卸の大手、「メディパルホールディングス」と「スズケン」の社員待遇を比較してみます。
メディパルHDは1923年設立。医薬品、医療機器、化粧品などの卸売りを手掛けます。全国ネットワークを生かした効率的な物流と、ITを活用したトレーサビリティー管理(製品の生産から消費まで追跡可能にする仕組み)が強み。データ活用やマーケティング支援にも注力しています。
スズケンは1946年設立。医薬品の卸売事業を中核に、製薬、医療機器、介護など多角的に経営しています。全国物流網と地域密着型の営業を特長とし、医療機関との強固なネットワークを有します。また、ICTサービスによる地域包括ケア支援など、医療の持続可能性に貢献する事業モデルを推進しています。