巨人阿部監督 ガス欠防止の“石橋”運用…絶対的セットアパー大勢を富山遠征に同行させず
巨人の絶対的セットアッパーに“休養”が与えられた。
大勢(25)が27日、富山で行われた広島戦に同行せず、ジャイアンツ球場で練習した。リフレッシュを目的とした残留調整で、28日の金沢での同戦から一軍に再合流する予定だ。
阿部監督は昨季同様、勝負の夏場以降まで救援陣の3連投を極力避ける方針を打ち出している。元守護神で今季はセットアッパーに配置転換となった大勢は、ここまでリーグ7位タイの20登板で14ホールド、防御率1.31。リリーフにもかかわらず、同2位の5勝を挙げている。それだけ厳しい場面での登板が多く、特に5月はここまで2度の2連投を含む10登板とフル回転していた。さる巨人OBが言う。
「25日のヤクルト戦で八回からマウンドに上がった大勢は、2安打1四球で満塁のピンチを招くも、なんとか無失点。新守護神のマルティネスが加入し、層は厚くなったが、むしろリリーフ陣の登板数がかさんでいて、大勢にも疲れが見えます。六回終了時点で4-2とリードしていた18日の中日戦は、その大勢とマルティネスが2連投中だったことで温存されると、あえなく逆転負け。『全て僕の采配ミス』と責任をかぶった阿部監督としても、我慢のしどころでした」