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ブラック企業訴訟の判決は「弁護士のキャリア」がモノをいう

 ライフスタイルとして早出するサラリーマンは少なからずいるが、仕事で仕方なく早出せざるを得ないこともある。早出出勤が時間外労働かどうかを巡り、注目の裁判が行われている。

「金融機関の融資担当の男性は連日、深夜残業を続けた上、朝は午前6~7時台に出社。過重労働でうつ病を発症し、05年7月に38歳で自殺しました。労基署は最長月109時間の時間外労働を認め、自殺を労災と認定したことで、妻は勤務先を相手に損害賠償を求める訴訟を起こしたのです。1審の大阪地裁は妻の主張を認め、約9000万円の賠償を命じたのですが、2審の大阪高裁は昨年7月、判決を覆した。早出出勤はライフスタイルとし、時間外労働から除外。残業は最長月72時間で、“それほど長時間労働ではない”として妻の請求を棄却した。妻は最高裁に上告しています」(司法関係者)

 倒れるまでの時間外労働が「直前1カ月100時間超」か「直前2~6カ月平均が80時間超」だと、労基署が労災認定する可能性が高い。最長72時間では、どちらの基準も下回るため、大阪高裁は「それほど長時間労働ではない」と判断したとみられる。

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